• 権利者: DAZN
  • 契約期間: 2023~2033年(11年間)
  • 放映権料: 総額2,395億円
  • 対象となる試合: J1リーグ全試合、J2リーグ全試合、J1昇格プレーオフ
  • 備考: 有料放送、およびインターネット配信についてはDAZN独占。無料放送については独占ではないため、NHKや民放ローカル局でも放送可。


2017年: DAZNと最初の契約
DAZNとJリーグが10年総額2,100億円の契約を結ぶ。
それ以前の権利者はスカパーで、年間50億円程度と言われる。
DAZNとの契約で金額は大幅に増加した一方、映像はすべてJリーグが自前で制作することになった。制作費は年間で50億円程度と推定される。
自前で制作することで、映像の著作権についてもJリーグがすべて保有し、管理する体制が整えられた。
映像の利用方法 | 事業者向けサービス | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)

2020年: 契約延長
コロナ禍により、Jリーグの開催は中断。DAZNも経営的に大きなダメージを受けた。
2020年に契約が改定され、12年総額2,239億円に変更。
契約期間は2年間延長されたが、1年あたりの金額は減少。
DAZNの契約件数がノルマを達成した場合、超過分の売上をJリーグとシェアするレベニューシェアが設定された。

2023年: 2度目の契約延長
2023年にも契約が改定され、新たに11年総額2,395億円の契約が結ばれた。
秋春制への移行にともない、2033-34シーズンまでの契約になると推定される。
この金額はレベニューシェア分を含めた最大値であるため、契約者数がノルマを下回れば実際の金額も減額される。
この契約ではJ3リーグが対象から外された。
DAZNはJ3について2025年まで契約を結んでいる。
2024年、LeminoがJ3の一部試合をライブ配信。2025年からは全試合を配信予定。
JリーグとDAZNの新たな放映権契約について


海外の放映権
2023年の実績では、約20か国に放映権を販売。その他の国ではYouTubeチャンネルで配信。
J.LEAGUE SEASON REVIEW 2023 | Jリーグ シーズンレビュー2023 | Jリーグ海外事業

2022年までは電通が代理店を担当していたが、2023年以降の代理店は公表されていない。
オンラインで放映権を取引できる「Content Arena」と提携している。
J. League to create a digital home for media rights with Content Arena - The Playknox