DAZNが日本市場に参入した当時の法人名はPerform Groupだが、Performはスポーツベッティング業者向けに映像やデータを提供するサービス「Watch & Bet」を運営していた。

しかし、Performはスポーツベッティングの胴元ではなく、また日本でカジノの導入が検討されているとはいえ、いつ実現するか見通しが立ってないことから、ベッティングによる収入めあてで参入したという説は信憑性が薄い。

Performは2019年にB2B部門とB2C部門を分社化し、B2B部門を売却。同業のSTATS社と合併し「STATS Perform」となった。
残るB2C部門は法人名も「DAZN」に改称し、現在に至る。この時点で、DAZNとベッティングとのつながりはほぼなくなった。

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2022年、DAZNはオンラインカジノ運営業者のCEOだったShay Segev氏を新たなCEOとして迎え入れ、「DAZN BET」を発表。ヨーロッパの一部の国でサービスを開始し、この時点からスポーツベッティングの胴元となっている。