DAZNが日本でサービスを開始したのは2016年8月のこと。
この時点では、広島と横浜DeNAの主催試合が配信されていた。

ただし、IPアドレスの制限により、広島県内からのアクセスは遮断されている。
「J SPORTSオンデマンド」での配信や、「ひかりTV」などIPTVを通じて放送されるJ SPORTSでも、同様の措置がとられていた。
この制限は、広島の地元局への配慮であると考えてよい。

この時、DAZNと広島カープは3年契約を結んだとされているが、2019年からは契約が延長されず、DAZNでの配信は終了している。

以下の記事では、広島球団の広報のコメントとして、契約が終了した理由を「広島県内及び一部地域でのライブ配信をしないという条件を飲んでもらえなかったため」だとしている。
しかし、前年まではこの条件を受け入れており、DAZN側が交渉決裂に至るほど強く拒否するような理由だったかは疑問が残る。

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なお、2022年からIPアドレスの制限は解除され、広島県内からもJ SPORTSオンデマンド経由の視聴が可能となった。
一方でひかりTVの制限はまだ一部で続いている。

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