スポーツ放映権資料室

スポーツ放映権に関する情報をまとめた資料室です。 「放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ」の別館です。

カテゴリ: 競技別

アメリカ国内

2023-24シーズンからいわゆる4大ネットワークとAmazonが11年契約を結んでいる。
放映権料(推定)と主な対象試合は以下の通り。

ディズニー (ABC、ESPN)
  • 年27億ドル
  • Monday Night Football
  • プロボウル
  • スーパーボウル (2026,2030シーズン)
FOX
  • 年22億ドル
  • 日曜昼の試合(ローカル枠、NFC)
  • スーパーボウル (2024,2028,2032シーズン)
CBS
  • 年21億ドル
  • 日曜昼の試合(ローカル枠、AFC)
  • スーパーボウル (2023,2027,2031シーズン)
NBC
  • 年20億ドル
  • Sunday Night Football
  • スーパーボウル (2025,2029,2033シーズン)
Amazon

Google (YouTube TV)は「NFL Sunday Ticket」の販売権を獲得している。
NFL Sunday Ticketは、全米中継される試合を除いた全試合を視聴できるパッケージ。
2023~29年の7年契約で、年20億ドルと推定。
【速報】NFLサンデーチケットはYouTubeに決定。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

Netflixは、クリスマスに開催される試合の独占配信権を獲得。
2024~26年の3年契約。2024年は2試合が開催され、放映権料は1.5億ドルと推定。
【追記あり】Netflix、NFLのXmasゲーム配信。そしてWWEは? | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ


グローバル(日本含む)

全試合を視聴できるパッケージ「NFL Game Pass」の販売権をDAZNが獲得。現在、DAZNのサービス内に組み込まれている。
2023年からの10年契約で、総額10億ドルと推定。
【速報】DAZN、NFLと10年契約。Game Passの販売権獲得。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ


日本

日テレジータスで放送あり。
DAZNは、上記「NFL Game Pass」以外に通常の会員向けに配信を行っている。

  • 権利者: DAZN
  • 契約期間: 2021~28年の8年契約
  • 代理店: 電通

AFC(アジアサッカー連盟)が主催する大会の放映権について、2021年から中国系の代理店・FMAが契約。
日本側との交渉が難航したため、AFCはFMAから日本向けの権利を分離し、電通と改めて契約。
電通はDAZNに放映権を販売し、テレビ朝日に一部サブライセンスする枠組みを作った。

その後、FMAはAFCから契約をすべて打ち切られている。
AFCとDAZNの放映権契約時系列まとめ | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ


●ワールドカップアジア予選
最終予選のみAFCが放映権を管理。
アウェー開催はDAZNが独占配信。ホーム開催はテレビ朝日にサブライセンスしている。

2次予選まではホーム開催国が放映権を管理しているため、アウェーの試合については相手国と交渉する必要がある。
2023年11月のvs.シリア戦では、シリア側の代理店と交渉がまとまらず放送がなかった。
【残念】シリア戦の放映権交渉、2日前にブレイクか。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

●アジアカップ
2023年と2027年の大会が対象。
DAZNはグループステージ2試合と、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)を独占配信。他の試合はテレビ朝日にサブライセンス。
DAZNがAFCと長期契約! 2028年までW杯予選、五輪予選など各アジア大会中継へ | ゲキサカ


●ACL
秋春制に移行したため、実質的には2028-29シーズンまで。

日本国内
  • 権利者: DAZN
  • 契約期間: 2024-25シーズンから4年間(2027-28シーズンまで) ※推定
  • 代理店: Pitch International
代理店が販売している権利は全試合ではなく、EFLが指定した国際中継のカードに限定されることに注意。
  • EFLチャンピオンシップ: 年間155試合
  • リーグ1・2: 年間38試合
  • 昇格プレーオフ: 全試合
  • カラバオカップ: 全試合
  • Bristol Street Motor Trophy: 3試合

指定カードはEFLのWebサイトを確認のこと。
Homepage - The English Football League

それ以外の試合はホーム開催のクラブが放映権を持っており、各クラブが独自で運営する配信サービス、もしくはEFL共通のプラットフォーム「iFollow」で配信される。

EFL、新たに2社と代理店契約。カラバオは全試合放送。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ



イギリス
  • 権利者: Sky Sports
  • 契約期間: 2024-25シーズンから5年間 (2028-29シーズンまで)
  • 放映権料: 9.35億ポンド (1年あたり1.87億ポンド)
  • 備考: 年間1,059試合以上が放送される予定

放送が保証されている試合数は以下の通り。
  • チャンピオンシップ: 328
  • リーグ1: 248
  • リーグ2: 248
  • プレーオフ: 15
  • カラバオカップ: 93 (全試合)
  • EFLトロフィー: 127 (全試合)

NPBの放映権は、各球団が個別で管理している。
ただし、NPBが主管するオールスターと日本シリーズはNPBの管理となる。
パ・リーグ6球団は合弁会社「パシフィックリーグマーケティング」(PLM)を設立し、インターネット配信の権利を共同で販売しているほか、自ら「パ・リーグTV」を運営している。

●テレビ放送
各球団が個別でテレビ局に販売。
スカパーの「プロ野球セット」で全試合を視聴可能だが、NPB主管の試合は対象外。

●インターネット配信
DAZNはPLM社と契約。また、セ・リーグの5球団(広島除く)と個別に契約し、11球団を確保。

PLM社は以下の会社と契約している。いずれも2023~27年の5年契約。
  • DAZN
  • ソフトバンク(ベースボールLIVE)
  • 楽天(Rakuten TV)

●巨人・読売新聞・DAZNの提携
2019年に結ばれた提携で、DAZNは巨人戦の放映権を獲得。年間20~25億円と推定。
DAZNは巨人のスポンサーとなり、読売新聞はDAZNの加入を促進するキャンペーンを実施。
読売がDAZNと「包括提携」に至った両者の思惑 今季から巨人がDAZN放映されるだけではない | メディア業界 | 東洋経済オンライン


2020年には新たに5年契約を結んだと報じられる。
球界の盟主地上波離れ加速 巨人、DAZNと新たに5年契約 ネットへ重心(1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

2025年には10年間の契約延長を発表。
キャンプと二軍戦を新たに配信開始。また、タイにおける一軍戦の放映権を獲得。
【巨人】DAZNと新たに10年契約 台湾で巨人戦配信、キャンプやイースタン・リーグも配信へ - スポーツ報知


●二軍戦
イージースポーツが巨人・広島・日本ハムを除く11球団と契約。
2024年から参入したオイシックス新潟・くふうハヤテを含む。

『イージースポーツ プロ野球プレミアム』2024シーズン配信球団決定と料金改定のお知らせ – イージースポーツ

主催者であるワールドアスレチック(WA)の代理店は、ヨーロッパ向けがEBU(欧州放送連合)、それ以外の地域は電通であり、それぞれ2029年までの契約。

世界陸上の代理店、2029年まで電通とEBU。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

WAと電通の契約には、2029年までに日本で世界陸上を開催するという条項が存在しているとされており、2025年の東京開催で条件が満たされる。

また、TBSはWAと「メディアパートナー」の契約を結んでおり、国際映像の制作を担当する。

2025年東京大会については、TBSで放送、TVerで配信されることが発表された。

青山学院大学・原晋監督によると、日本テレビが主催者・関東学連(関東学生陸上連合)に支払っている金額は年間3億円程度。
出場校には強化費として300万円が配分されている。

【箱根駅伝第100回大会直前】青学・原晋監督が「箱根駅伝」へ緊急提言…!「放映権料はなぜ上がらないのか」「スポンサーはなぜ増えないのか」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(2/4)


また、書籍『箱根駅伝は誰のものか』では、「複数年契約で数十億円」との記載がある。

日テレが払う放映権料は数十億円…沸騰「箱根駅伝」主催運営・関東学連の知られざる"収入・支出"の家計簿 お屠蘇・おせちでホロ酔いの視聴者を尻目に巨大マネーが蠢く | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)




日本国内
  • 権利者: WOWOW
  • 期間: 2024-25シーズンから3年間 (2026-27シーズンまで)
  • 代理店: TEAM Marketing
  • 備考: Lemino、U-NEXTでハイライト番組を配信

「UEFAチャンピオンズリーグ」2024-25シーズンもWOWOWで独占生中継(放送&配信)!「UEFAヨーロッパリーグ」「UEFAカンファレンスリーグ」も独占生中継! | 株式会社WOWOWのプレスリリース

日本国内
  • 権利者: U-NEXT
  • 期間: 2025-26シーズンより、契約期間は非公表 (代理店の契約より最大で5シーズン)
  • 代理店: IMG

2025-26シーズンより、フジテレビに代わってU-NEXTで配信される。
国際映像は毎節4試合で、アヤックス・PSG・フェイエノールトの試合が優先される。
U-NEXTは毎節3試合をライブ配信するとしている。


【速報】エールディヴィジはU-NEXT。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

オランダ
  • 権利者: ESPN
  • 期間: 2029-30シーズンまで
  • 放映権料: 年間8,000万ユーロ (2025-26シーズンから1.5億ユーロ)

エールディヴィジ、本国の次期放映権が改めて決着。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

日本国内
  • 権利者: DAZN
  • 期間: 2020-21シーズンから5年間 (2024-25シーズンまで)→2025-26シーズンも引き続きDAZNで配信
  • 代理店: Mediapro

ベルギー
  • 権利者: DAZN ※旧Eleven Sportsが獲得し、その後DAZNが買収
  • 期間: 2020-21シーズンから5年間 (2024-25シーズンまで)
  • 放映権料: 年間1.03億ユーロ (国外の放映権も含む)

※2025-26シーズン以降の次期契約
  • 権利者: DAZN
  • 期間: 2025-26シーズンから5年間 (2029-30シーズンまで)
  • 放映権料: 年間8,420万ユーロ (国内のみ)
  • 備考: 国外向けの代理店はIMGに変更

ベルギーリーグ次期放映権、DAZNが防衛。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

日本国内
  • 権利者: U-NEXT、DAZN
  • 期間: 2022-23シーズンから5年間 (2026-27シーズンまで)
  • 代理店: Mediapro
  • 備考: 2社による共同独占(co-exclusive)と発表されている

スペイン
  • 権利者: Movistar+、DAZN
  • 期間: 2023-24シーズンから5年間 (2027-28シーズンまで)
  • 放映権料: 総額49.5億ユーロ (1年あたり9.9億ユーロ)
  • 備考: Movistar+が年間205試合、DAZNが175試合の権利を獲得。DAZNはMovistar+に対してサブライセンスを提供している。

日本国内
  • 権利者:DAZN
  • 期間: 2024-25シーズンから3年間(推定)
  • 代理店: infront
  • 備考: 以前は非独占でSPOTV NOWも権利を保有していたが、今回DAZNは独占配信と発表

イタリア
  • 権利者: DAZN、Sky Italia
  • 期間: 2024-25シーズンから5年間 (2028-29シーズンまで)
  • 放映権料: 総額45億ユーロ (1年あたり9億ユーロ)
  • 備考: 毎節7試合をDAZNが独占、残り3試合を2社で共有
【速報】セリエA、次期放映権が決着。金額は微減。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

日本国内
●プレミアリーグ
  • 権利者: U-NEXT
  • 契約期間: 2024-25シーズンから7年間(2030-31シーズンまで)
プレミアリーグはSPOTV NOWが2024-25シーズンまで放映権を獲得していたが、次期放映権の入札でU-NEXTに敗れたことに伴い、残り1年の権利を放棄した。
U-NEXTは2025-26シーズンから6年間の権利を落札したが、1年前倒しとなり7年契約となった。
SPOTV NOWの契約は3年間で総額8,000万ドル(1年あたり2,670万ドル)と推定されている。
U-NEXTの放映権料は報道されていないが、スポーツニッポン・垣内記者の発言では「従来の倍以上」だとのこと。

●FAカップ
今回の入札はFAカップ(およびコミュニティシールド)とセットで実施されたため、U-NEXTはこれらの放映権もあわせて獲得した。
【速報】U-NEXT、プレミア&FA杯を獲得。7年契約。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ


イギリス
●プレミアリーグ
  • 権利者: Sky Sports、TNT Sports、Amazon
  • 契約期間: 2022-23シーズンから3年間 (2024-25シーズンまで)
  • 放映権料: 3社合計で51億ポンド (1年あたり17億ポンド)
  • 備考: シーズン全380試合のうち、生中継されるのは200試合 (Sky128、TNT52、Amazon20)

※2025-26シーズンからの新契約
  • 権利者: Sky Sports、TNT Sports
  • 契約期間: 2025-26シーズンから4年間 (2028-29シーズンまで)
  • 放映権料: 2社合計で67億ポンド (1年あたり16.75億ポンド)
  • 備考: シーズン全380試合のうち、生中継されるのは270試合 (Sky218、TNT52)

FAカップは、2024-25シーズンまでBBCとITVが放映権を保有。
2025-26シーズンからTNT Sports(旧BT Sport)が獲得。4年契約で放映権料は年間6,600万ポンドと推定。英TNT Sports、FA杯の放映権を奪還。 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

  • 権利者: DAZN
  • 契約期間: 2023~2033年(11年間)
  • 放映権料: 総額2,395億円
  • 対象となる試合: J1リーグ全試合、J2リーグ全試合、J1昇格プレーオフ
  • 備考: 有料放送、およびインターネット配信についてはDAZN独占。無料放送については独占ではないため、NHKや民放ローカル局でも放送可。


2017年: DAZNと最初の契約
DAZNとJリーグが10年総額2,100億円の契約を結ぶ。
それ以前の権利者はスカパーで、年間50億円程度と言われる。
DAZNとの契約で金額は大幅に増加した一方、映像はすべてJリーグが自前で制作することになった。制作費は年間で50億円程度と推定される。
自前で制作することで、映像の著作権についてもJリーグがすべて保有し、管理する体制が整えられた。
映像の利用方法 | 事業者向けサービス | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)

2020年: 契約延長
コロナ禍により、Jリーグの開催は中断。DAZNも経営的に大きなダメージを受けた。
2020年に契約が改定され、12年総額2,239億円に変更。
契約期間は2年間延長されたが、1年あたりの金額は減少。
DAZNの契約件数がノルマを達成した場合、超過分の売上をJリーグとシェアするレベニューシェアが設定された。

2023年: 2度目の契約延長
2023年にも契約が改定され、新たに11年総額2,395億円の契約が結ばれた。
秋春制への移行にともない、2033-34シーズンまでの契約になると推定される。
この金額はレベニューシェア分を含めた最大値であるため、契約者数がノルマを下回れば実際の金額も減額される。
この契約ではJ3リーグが対象から外された。
DAZNはJ3について2025年まで契約を結んでいる。
2024年、LeminoがJ3の一部試合をライブ配信。2025年からは全試合を配信予定。
JリーグとDAZNの新たな放映権契約について


海外の放映権
2023年の実績では、約20か国に放映権を販売。その他の国ではYouTubeチャンネルで配信。
J.LEAGUE SEASON REVIEW 2023 | Jリーグ シーズンレビュー2023 | Jリーグ海外事業

2022年までは電通が代理店を担当していたが、2023年以降の代理店は公表されていない。
オンラインで放映権を取引できる「Content Arena」と提携している。
J. League to create a digital home for media rights with Content Arena - The Playknox

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