日本ではJ SPORTSが放送している。
2025年の放送予定は以下の通り。

サイクルロードレース2025シーズン放送・配信ラインアップ決定 ! グランツール全ステージ、モニュメント全戦など 2025年もサイクルロードレースはJ SPORTSで! | J SPORTS | 株式会社ジェイ・スポーツ

スウェーデンの代理店・Spring Mediaが運営する「Staylive Cycling」でも配信あり。
2023年にサービスを終了した「GCN+」の権利を事実上引き継ぐ形となっている。

Staylive Cycling Powered by Eurosport


●放映権の詳細
主に欧州で開催されるレースについては、以下のように分類される。

①ASO
ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ、パリ~ルーベなど

フランスのASOが主催もしくは協力しているレース。
J SPORTSの最新の契約は2023年からで、契約年数は非公表。


②RCS
ジロ・デ・イタリア、ミラノ~サンレモ、イル・ロンバルディアなど

イタリアのRCS Sportが主催するレース。
2021年からWBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)が5年契約を結んでいる。

J SPORTSはWBDからサブライセンスを受ける形で放送。
Stayliveも同様にサブライセンス契約をしており、両方で視聴することができる。


③フランダース・クラシック
ロンド・ファン・フラーンデレンなど

ベルギーのフランダース・クラシックが主催するレース。
放映権はinfrontが代理店を務めており、WBDに販売している。
GCN+では視聴できていたが、Stayliveは2024年5月にローンチしたサービスのため、2025年の配信予定については不明。公式の発表を確認すること。
※2025年1月の時点では視聴不可となっている。

J SPORTSはロンド・ファン・フラーンデレンのみスポットで権利を獲得している。


④その他WBD系
ベネルクス・ツアーなど

WBDは、ワールドツアー以外にもプロシリーズなど下位カテゴリーの放映権を多く獲得しており、欧州ではユーロスポーツやdiscovery+などを通じて放送されている。
日本ではStayliveで視聴可能。


⑤その他infront系
ツール・ド・スイス、ツール・ド・ポローニュなど

infrontが代理店となっているレースについては、WBDが放映権を獲得すればStayliveで配信される。
ただし、交渉が難航するケースが目立ち、開催直前に決定することもあれば、結局配信されないことも。最新の配信予定を確認する必要あり。


⑥いずれにも属さない
ツアー・ダウンアンダー、リエージュ~バストーニュ~リエージュなど

これらは主催者(または代理店)との個別交渉となる。


詳細については以下の記事も参照されたい。
自転車ロードレース関連の放映権まとめ | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ